前回のブログでホームページのアドレスをwaseda-j.comに決めたプロセスについてご紹介いたしました。で、その次には当然のことながらこのアドレスを看板に書き加えるという段取りになるわけです。でも現実に看板のデザインを変更するというのは意外と大変な作業でした。
これは、細長からず四角からず早稲田としてはほぼ標準的なデザインを採用している広電楽々園駅の看板のデザイン原画でございます。早稲田の看板は取得した各広告スペースに合わせて専用のデザイン画を作成して製作しますので、横に細長いものからほとんど真四角なものまで実際には多種多様なものが存在するのですが、それでもデザインに統一感を持たせることにはとにかくこだわっています。で、例えばこの看板のどこにアドレスを書くべきか…悩みました…どこにも書く余白なぞありはしません。考え抜いた結論は、早稲田自動車学園のロゴの右上を空けることであり、そのために夜間教習/原付講習の項目を削除しました。
もうひとつ大きな問題がありました。携帯用ホームページのアドレスのことです。インターネットをやると決めたら徹底的に取り組む早稲田のことでございますから、当然のことながらバソコン用と携帯用の二種類のサイトを準備したのですが、普通は携帯用にはwaeda-j.com/iなどパソコン用とは別のアドレスを用意します。すると看板に書くアドレスは二つになります。
限りある看板スペースに二つも書けないのであきらめてバソコン用だけ書く…そういうわけにはいきません。看板をごらんになる方はパソコンをその場でお持ちの方はほとんどおられないでしょうが、携帯はその逆だからです。でも、だからといって携帯用のアドレスだけを看板に書くというのも…ということでこれまた困りました。
そういう事情により、早稲田は一つのアドレスのみで接続端末を自動検知して目的のサイトに誘導する方式を採用しました。waseda-j.comだけですべてOKになるようにしたのです。
問題は解決し、携帯からは自動的に携帯用サイトにつながります。そこで、「携帯電話からもご覧になれます」と付記した一つのアドレスのみを書き加え、電話番号もすでに取得していたフリーダイヤルに書き換えた新デザインの試作見本がようやく出来上がってまいりました。
この3案の中ではCが一番良いということになったのですが、結局はAとBのいいとこ取りをすることになりました。また、「携帯電話からもご覧になれます」の字が小さく読みにくいので、「携帯」と「ご覧」を大きくすることとし、かつ、-j(ハイフンジェイ)がハイフンアイにも読めるということからジェイの字体を工夫して、丸いのと角張ったのと2案を作成して比較検討しました。
どちらも読み誤る心配はないデザインですが、皆様はどちらをお好みですか?早稲田は上の丸いほうを採用いたしました…とまあ、ざっとこんなプロセスで早稲田はデザインを最終決定しそれを基準に四角いのやら細長いのやらすべての看板を次々に書き換えていったのです。
というわけで、今回の最後は書き換えられた現在の楽々園駅の看板です。前回のシャレオやその前の宮島同様に内部照明入りの看板ですので夜景での撮影です。早稲田はこれからも皆様にご覧いただく看板すべてを常により良いものに進化させてゆきたいと思っております。