井口のバイパス方面からアルパーク・商工センター地区へと向かう赤い広島バス1106号車です。つい最近まで現役で走っておりましたが、もう充分走ったということで引退をすることとなりました。
このバスは、早稲田で唯一となる『横と後ろの2面を使って広告している』バスです。皆様に親しんでいただいている早稲田のバス車体広告は通常バスの横面につけているのですが、この車両に限っては後ろにもう1面広告を追加した『2面広告バス』となっております。
1106号車が走る広島バス28号線は、鈴商線とも呼ばれ、鈴が峰地区と商工センターをつないでいるまさに早稲田のお膝元の路線です。この路線には、広島バスで唯一ここだけとなるやや小ぶりなバス(中型バス)が投入されており、1106号車とその兄弟車両となる1107号車の2台の中型バスがずっと仲良く走っておりました。小さな車体でも広告を目立たせたいという意図もあって、中型バスには特別に後面の広告を追加していたわけです。
最初に早稲田の広告はこちらの1107号車につけられていたのですが、1107号車が先に引退してしまったために、その後広告は1106号車に引き継がれ、そして現在に至ったというわけなのです。この写真の1107号車の左に見える広電バスに比べて、中型バスの車体はやや小さいということがおわかりいただけますでしょうか。2台で仲良くアルパークに向かっているところです。
アルパーク前の1106号車です。ここから左折してアルパーク内のバスセンターに入ります。
アルパーク内に入っていくところです。後ろの広告も少しだけ見えていますね。
反対車線から右折して入る1106号車です。この風景ももはや懐かしいものとなりました。
1106号車の引退によって、広島バスの中型バスはなくなり、すべて大型バスとなりました。後継として新たに28号線を走る井口車庫所属の727号車には、通常の横1面広告がつきます。
鈴が峰・井口・商工センターの皆様!長らく親しんでいただいた1106号車に替わって今後は727号車が頑張って走りますので、引き続きなにとぞよろしくお願いいたします。