前回のご紹介からほぼ1年近くが経ちました。工事もいよいよ終盤にさしかかり、橋の形もだいぶわかるようになってまいりました。
最初のご紹介の時に、この完成イメージ図が橋のどちら側から見たものなのかわからないと申し上げましたが、西側の下流からのものであることがわかります。
イメージ図とほぼ同じアングルから撮影してみました。どうやら橋の上の2つのアーチは、中央よりもやや東側に位置しているように見えます。
工事平面図で確認するとやはり東に寄っていました。西側だけアーチと岸との間に橋脚が追加されています。
反対側の東上流からの撮影です。たしかにこちら側の方がアーチと岸の距離が近いですね。
上流の庚午橋から見てみると、東に寄っている効果のためか、宮島が思いのほかよく見えました。もしかして宮島の景観を守るためにこのような設計をしたのでしょうか(笑)。庚午橋やや西寄りのこの撮影ポイントからは、能美島や似島までバランス良く見えて、まさに絶景です。また、左の東岸から右の西岸に向かって橋が上りの勾配になっていることもよくわかります。
同じく庚午橋からのアングルと思われる完成イメージ図も宮島との位置関係がほぼ同じ構図になっています。橋で宮島が見えにくくなってしまうことを心配しましたが、それはどうやら杞憂だったようです。
再び西岸の下流側の最初の写真の位置あたりまで戻ってまいりました。そこから対岸を見てみると、橋より東側の観音地区の道路工事もかなり進んできているようです。
うしろを振り返ってみるとこちら西側の道路もほぼ完成しつつあります。写真左方向の商工センター地区に向かってゆるやかな下りになっています。
下りきった位置を逆方向から見たらこんな感じです。道路の上にはすでに作業関係の車が上がっているのが見えます。将来はこの道路を早稲田の教習車が間違いなく走ると思いますので、その時がとても楽しみです。
少し離れて見てみました。この風景はこれからずいぶん違ったものになりそうです。道路がどのようにつながってどのような車の流れになるのでしょうか。現在緑地になっている部分も新たに車線になって、もっともっと多くの車が走っていることになるのかもしれません。
商工センター地区の中心部から同じ方角を見てみました。早稲田の教習車が日常的に走り回っているこの通りが将来の広島南道路となります。いますでに片側3車線計6車線の立派な道路で充実した教習が行われていますが、もっともっと車線は増えていきそうな道幅です。撮影場所の後ろでこの道路と直交する
片側6車線道路もすでに存在して早稲田のメイン教習コースとなっていますので、こちらもとにかくスケールの大きな道路となってほしいですね。
年末には橋は完成する予定とのことですので、来年にはまた、完成した橋の写真と道路工事の進行状況をご紹介させていただきたいと思います。