久しぶりに太田川までやってまいりました。庚午橋よりかなり下流の場所に何やらすごいクレーンがあります。本日のご紹介は広島南道路の太田川にかかる新しい橋の工事現場です。川の対岸は広島西飛行場で、たまに小型機やヘリが離着陸する姿が見えます。
クレーンの反対側にまわってみました。建設中の橋脚の向こうには庚午橋が見えています。
工事の説明も掲示してありました。庚午橋よりもかなり下流に位置することがわかりますし、カーブしていることもわかります。完成イメージ図を見ると、一部にアーチがかかっているデザインですが、上の写真の構図そのままのものか反対側から見たものかはよくわかりません。
この場所には多くの大学・高校のボート部の艇庫があります。橋ができることによって練習に何らかの影響が出るのか少し心配ではありますが、うまく工夫して対応できるといいですね。
川底にトンネルを掘るのか橋をかけるのかの二案で長らく比較検討が行われてきましたが、結局橋に決まってその後は工事がどんどん進んでいます。この橋が完成すると商工センター地区と市内が南道路で直につながることになり、広島の交通に大革命が起こると思います。
早稲田の教習も、太田川を渡る時は現在は国道2号線で庚午橋から対岸に渡り、旭橋から戻って再び2号線を戻ってくるルートで行っていますが、近い将来に商工センター地区からこの橋にアクセスする新たなパージョンのルートが追加されることはほぼ間違いないでしょう。
対岸の工事現場も見てみようと庚午橋のたもとまで来ると、早稲田の広告看板を付けたバスが丁度渡るところでした。将来新しい橋でもこのような光景が必ずや見られることと思います。そして、早稲田に通われる方のアクセスもさらにさらにまた便利になってゆくというわけです。
対岸にやってきました。建設中の橋脚の手前に細い連絡通路が見えますが、よくよく見ると、橋脚の向こうにはクレーンを積んだ大きな船がいます。川の中の工事ってやはり船が重要な役割を果たしているんですね。海に近い位置の太田川の工事は満潮・干潮の影響も大きく、増水や放水など川の特性も重なってかなり大変な作業なのではなかろうかと感じました。
川の真ん中の橋脚の工事現場にもクレーンを積んだ船が見えます。その向こうには一枚目の写真の陸上クレーンが見えています。あの場所からアルパークまでは約2㎞ほどとなります。
工事の現場ですから、安全関係を含めたいろいろな標語がそこかしこに掲示してありました。そして、その中でも感銘を受けたのはこの言葉でした!『子どもたちに誇れるしごとを』です。
きっと多くの作業員の方が、将来の世代が使う橋のために一生懸命お仕事をされているのだと思います。「井戸を掘った人のことを忘れてはならない」という言葉を想い出し感謝しました。
後ろを振り返ると江波方面からの工事も着々と進んでいます。広島南道路と橋の完成はとても楽しみですね。将来この場所を早稲田の教習車は必ず通ると思いますので、その時には庚午橋のように教習車が橋を渡る姿を撮影できることでしょう。これからも時々こちらの現場に足を運んで、早稲田の新たな教習コースの完成までの途中経過をご紹介したいと思います。